研究課題
基盤研究(C)
本研究は機能的磁気共鳴撮像法を用いて、歯科治療に関する切削器具等の不快音を聴いている時の脳活動を記録し、歯科恐怖・特性不安のレベルとの関連性について検討した。その結果、歯科恐怖のレベルと左側上側頭回後部、両側中心前回での脳活動に有意な正の相関が認められた。一方、特性不安のレベルと正の相関が認められた脳活動部位は、右側中側頭回、左側前頭回、右側島皮質であった。これら脳活動部位の違いは、両者の不安行動におけるプロセスの違いを示唆していると考えられた。
医歯薬学