高齢者の「予想される死」において看護職が「呼吸停止確認」を担う場合の看取り教育プログラムを作成するために、スウエーデンの看護職から看取りの現状や確立された理念を学んだ後、我が国の介護老人保健(老健)・福祉施設(特養)、訪問看護ステーションおよびホスピス・緩和ケア病棟の看護職に質問紙による現状等の調査を行った。 その結果、合計230名から回答を得たが、老健は回答者の21%、特養は50%、訪問看護ステーションは56%、緩和ケア病棟は43%が看護職による「呼吸停止確認」を実施しており、多くが肯定的に受け止めていた。老健・特養では理念・倫理、死生学、家族看護学の卒前・卒後教育の充実を希望していた。
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