縮減財政時代における多職種連携教育メソッドとパフォーマンス評価指標の開発・評価

2013 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 25463296
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 會田 信子 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80291863)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: 教育 / 専門職連携 / 教育手法 / 教育測定 / パフォーマンス / コミュニケーション / 教育財政 / 看護

研究概要

今後の現実的な多職種連携教育（以下IPEとする；interprofessional education）の進め方を検討するために、本学医学部でトライアル的に実施しているIPEに参加して、本学における優先的課題を検討した。また、書籍、論文、報告書およびインターネットなどから情報収集を行い、文献検討を行った。その結果、IPEに掛かる課題として、学生が情動（emotional）をマネジメントしながら、仲間と共有した学習目標を他者と共に活動するなかで達成する「協同学習」のあり方に焦点をしぼる必要性が示唆され、来年度以降の具体的なIPEのあり方に反映していく予定である。

現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本課題は「前年度申請」のため、研究課題21592690（市民のウエルネスと継続参加を目的とした模擬患者バーデン尺度と教育実践ガイドの開発，2009～2013年度）のまとめと成果の公表等にも時間をとられたため。

今後の研究の推進方策

次年度以降の4年間の計画として、プログラムや教材開発を含めた『複数専門分野合同型』『非合同型』および『遠隔型』の3タイプの協同学習のIPEメソッドとパフォーマンス評価指標を考案することなどを考えている。来年度は、平成25年度の結果をもとに、現在実施している医学部でのIPEトライアルを補足する情動コントロールに焦点をしぼった『非合同型』のIPE教育メソッドとパフォーマンス評価指標の考案を推進していく予定である。