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2014 年度 実施状況報告書

地域で活用できる感染予防の為のE-Learningシステムの開発と活用成果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 25463306
研究機関熊本大学

研究代表者

南家 貴美代  熊本大学, 大学院生命科学研究部, 助教 (80264315)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード感染管理 / 医療関連感染 / 中小病院 / 診療所 / 高齢者介護施設
研究実績の概要

昨年の調査において、中小規模医療施設や高齢者介護施設は大規模医療施設とは異なり感染管理の専門家が不在であるために自施設の感染管理に関してどのような工夫や取り組みができるのか、困難をきたしていることが明らかになった。そこで、今年度は、中小規模医療施設や高齢者介護施設における感染管理についての講演会を開催した。そして、以前より作成しているホームページを通じて、会員にのみ講演会をネットでも使用できるようにした。人的資源や物理的資源が少ない中小規模医療施設や高齢者介護施設でもできる工夫などが盛り込まれた講演で参加者には好評であった。
また、中所規模医療施設や高齢者介護施設でも感染対策チームを組織して、自施設内の点検をしている施設が多いが感染予防対策の基本である、手指衛生や個人防護具の使用の遵守に苦慮しているようであった。このことから、手指衛生や個人防護具、環境整備、医療廃棄物に関して施設内をラウンドしながら基本的な内容についてチェックし、集計することができる環境ラウンドのためのアプリの作成を検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

中所規模医療施設においてはまずは感染管理の基本である手指衛生や個人防護具の使用が重要である。そこで今年度は中小規模医療施設でも使用できる環境ラウンドアプリの開発を中心に実施した。その他のE-Learningコンテンツに関しては、医療機器関係の企業も含め多くのところから様々なコンテンツが出されているため、これらの内容も検討しながら中小規模医療施設に応じたコンテンツが提供できるように進めていく必要がある。

今後の研究の推進方策

今年度デモ版を作成した環境ラウンドアプリの使用を県内の数か所の医療施設に依頼し、使いやすさや内容について意見聴取し、改良を加えていく。また、様々な団体や医療関連企業等が出しているインターネットを利用したコンテンツの内容などを検討しながら、環境ラウンドアプリ以外のコンテンツを作成する。

次年度使用額が生じた理由

今年度は国際学会での発表や情報収集、環境ラウンドのためのアプリ開発を行ったが、昨年度からの繰越金もあったため結果として、次年度使用額が発生した。

次年度使用額の使用計画

環境ラウンドアプリの改良や普及、E-learningコンテンツの作成を中心に実施する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Issues associated with infection control and prevention in nursing homes in Japan2014

    • 著者名/発表者名
      KIMIYO NANKE,HITOMI MAEDA
    • 学会等名
      Association for Professionals in Infection Control and Epidemiology(APIC2014)
    • 発表場所
      アナハイム コンベンション センター
    • 年月日
      2014-06-07 – 2014-06-09

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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