研究課題/領域番号 |
25463316
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研究機関 | 豊橋創造大学 |
研究代表者 |
古賀 節子 豊橋創造大学, 保健医療学部, 教授 (20341547)
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研究分担者 |
石川 陽子 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (40453039)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 看護教育学 |
研究概要 |
本研究は、看護師が臨床でどのように「看護師としての自律性」を発揮しているのか、特に受けた教育課程との関連、また職場環境との関連から解明しようとするものである。今回の取り組みは、これまでの調査(日本の「看護師の自律性」の実態、米国在住日本人看護師との比較)を元に、同一尺度(英語翻訳版)で米国人の「看護師の自律性」の実態調査をすることで、「看護師の自律性」関連要因のうち社会的要因(特に職場環境に焦点を当てる)を探り、日本の看護管理・看護教育への示唆を得ることを目的としている。 平成25年度は、来年度に米国で Magnet hospitalとして認可されているMedical Center勤務の「看護師の自律性」の実態調査を行うため、①日本における比較対象施設を選定し、該当施設に勤務する「看護師の自律性」調査、②日本の保健師助産師看護師法の範囲内で高い自律性発揮が考えられる看護職種(助産師)を対象とした「助産師の自律性」調査を実施し、③「看護師の自律性」測定尺度の英語翻訳版作成を行った。 その結果、①「看護の質向上」に継続的に取り組むJCI(Joint Commission International)認証取得施設に勤務する臨床看護師323名を対象に調査し、140名から回答を得た(回収率43.3%)。②助産外来・院内助産を実践している全国6施設に勤務する助産師147名(日本看護協会webサイト, 2012年)を対象に調査し、79名から回答を得た(回収率53.7%)。③英語翻訳版尺度を作成し、英語版暫定尺度としての妥当性を検討中である。 平成26年度は、日本・米国で予備調査を行い、米国人看護師の「看護師の自律性」とその関連要因の本調を実施する。この結果を用いて、暫定版尺度の信頼性・妥当性を検討するとともに、米国人「看護師の自律性」の実態把握とその関連要因を検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成25年度に予定していた日本における調査はおおむね実施できたが、英語翻訳版の妥当性検討については、日本では現在検討中、米国での検討は予定より遅れている。暫定尺度作成を平成26年度前半で行う必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度実施予定の米国の「看護師の自律性」とその関連要因の本調査(質問紙調査)は、平成25年度予定であった英語翻訳版(暫定版)作成と妥当性の検討、日・米予備調査の結果を踏まえて実施する。米国在住の研究協力者との連絡・連携を強化し実施する。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成25年度に予定していた、米国在住の研究協力者との打ち合わせ会議および英語翻訳版尺度の妥当性検討が、双方のスケジュール調整ができずに(米国在住研究協力者の大学院博士課程スケジュールの都合)実施できなかったため、旅費および人件費・謝金の支払いがなかった。 平成25年度にできなかった打ち合わせ会議および英語翻訳版尺度の妥当性検討を、平成26年度前半にに実施し、平成26年度後半に米国調査を計画通りに実施する。
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