本研究の目的は、「看護師の自律性」と社会的要因(特に職場環境)との関連を明らかにすることであり、「看護師の自律性」尺度(KNAS)による日米での実態調査を試みた。 日本側調査では、これまでの調査結果(専門看護師、認定看護師、特定機能病院勤務の臨床看護師)に加え、日本の「看護の質向上を目指す」4施設の看護師102名、「院内助産に取り組んでいる」6施設の助産師75名を対象に調査を実施した。その結果、後者2対象は、下位尺度での差はあったものの臨床看護師との有意な差はなかった。 米国側調査では、予備調査を実施したが本調査の実施に至らず、改めて英語翻訳版尺度で実施する予定である。
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