生活習慣病の予防は現代社会における課題であり、若い世代からの健康的な生活習慣の育成が必要である。看護者は他者の生活を調整する役割を担っている。看護学生はその役割遂行の学習段階として自己の生活調整能力を育成していくことが重要である。そこで、学生が、自己の生活を適切に評価していくプロセスを通して、生活調整能力を修得していくための教育支援プログラムの開発に取り組んでいる。 今回の研究は、学生が食生活を記録し評価する中で学習するためのパソコンで活用できる学習教材の開発をねらいとした。 平成28年度は、平成27年度に試作した学習教材のコンテンツについて予備評価した内容を基に、食生活モニタリングフォームの食品項目等を修正し、パソコンで活用できる学習教材として作成した。この学習教材は、自己の食事を効率的に記録するための食生活モニタリングフォーム、食生活の自己評価に関する知識の部分すなわち四群点数法における食品点数の理解度チェックなどを含む自己評価用コンテンツで構成される。
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