研究課題/領域番号 |
25463324
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研究機関 | 福井県立大学 |
研究代表者 |
有田 広美 福井県立大学, 看護福祉学部, 准教授 (30336599)
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研究分担者 |
藤本 悦子 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00107947)
小林 宏光 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (20225535)
矢島 直樹 福井県立大学, 看護福祉学部, 助教 (40649208)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 心臓手術 / 睡眠 / ストレス |
研究概要 |
これまでの研究成果から、心臓手術後患者の術後の睡眠障害が深刻なものであったため、平成25年度は術後のストレスを新たに測定項目に加えた。 術後の調査が対象者にとって負担にならないように、睡眠の質を測る質問票の吟味、ストレスを測定する調査項目などの調査内容の吟味と、(これまでの調査では術後患者に対して毎日の質問の聞き取りは困難であったため)調査時期などの方法を検討した。 並行して、研究代表者が所属する大学と臨床施設の倫理審査で承認を得た。今回は対象者数確保のために新たな研究フィールドの追加を試みている最中である。 現在、本研究の実施において倫理審査で承認を得られた臨床施設と、今後データ収集にはいるための綿密な打ち合わせをしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今回は対象者数確保のために新たな研究フィールドの開拓を試みて臨床施設に交渉しているが、術後患者が対象であるという倫理面や病棟の多忙さ・看護師職員の欠員などから研究協力に対して慎重さがみられ、ゆっくり時間をかけている状況である。 また、本研究では睡眠薬の常用患者は除外するという対象条件を設けているため、前回の調査の時と比べて睡眠薬を常用している患者が増加している現在の状況では対象者を得るのに時間がかかり、条件に関しても検討中である。
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今後の研究の推進方策 |
研究対象者を確保するために対象条件を見直しており、平成26年度からデータ収集を行う予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
睡眠を測定する機器は以前に比べて新しいものが開発・販売されている。できるだけよいデータを収集するために当初購入を予定していた機器以外にも検討したい機器があったため翌年度に購入することにした。 初年度は、主に研究内容、方法の吟味と研究フィールドの開拓であったため、このことによって特に問題は生じていない。 翌年度分として繰り越した予算は、計画通り測定機器の購入のために使用される予定である。
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