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2014 年度 実施状況報告書

ジェネラリストとして求められる放射線看護の知識・技術体系の構築に向けた基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 25463337
研究機関山口県立大学

研究代表者

井上 真奈美(河口真奈美)  山口県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (20285357)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード放射線看護 / ジェネラリスト / 放射線基礎知識 / 放射線の取り扱い / 看護技術 / 看護基礎技術
研究実績の概要

前年度実施したインタビュー調査および文献調査をもとに、放射線看護に関して必要とされる知識について整理をおこなった。前年度収集したデータに加え本年度は、二つの方法により、データの抽出・精選を試みた。一つは、「放射線」・「看護」をキーワードとしたテキストを中心に、知識としての必要な要素の抽出をおこなった。さらに二つめに、抽出および精選の過程で、現状を反映させる中での必要な知識を明らかにするためには、現場の看護職の協力が不可欠であると判断し、急遽現場で放射線に関わっている認定・専門看護師の協力を得ることとした。昨年のインタビューデータから、現場で画一的な教育を行っていないことが明らかとなったため、現場での現状を反映した知識を抽出するには、必要な過程であると判断した。その結果、現場での具体的な現状について示唆を得ながら、必要とされる知識について整理を進めることが可能となった。
現在、複数の認定・専門看護師からの意見を反映させながら、必要とされる知識の整理の最終段階である。
今後はこれらの知識の優先順位や重要度について重み付けを行うため、調査票を用いて数量的なデータを収集する予定である。デルファイ法による複数回の調査を行うため、協力者を選出を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

調査票作成にあたり、認定看護師・専門看護師の協力を得て内容精選を行ったため、従来よりも遅延しているが、複数人の専門家の実践現場での経験や現状を反映することが可能となり、認定や専門看護師がジェネラリストに期待している内容や現場の課題を反映することが可能となり研究課題に対して必要な経過であったと考える。調査票作成の間に関わった専門家間によるネットワークにより、今後の調査への協力体制を得ることが可能となった。

今後の研究の推進方策

現在、調査票作成とともに調査協力者を選出している。放射線に関与する看護職の中で専門的な知識を有する看護職を選出することは極めて困難であるが、ネットワークを活用し、現在内諾を得られた協力者を得つつある。複数回調査実施のため数の確保の困難も予測されるが、対象者選出にあたっては、専門的視点を有するだけでなく現状への課題を感じ、強く研究の意義に共感が得られる協力者を得ることができるようスノーボール方式にて進めている。

次年度使用額が生じた理由

質問紙作成にあたり、専門家の意見聴取に時間を要したため、現在質問紙調査の実施が遅延しており、そのため予算執行の遅延が生じているものである。質問紙調査を本年度あわせて実施予定としており、請求分とあわせて使用予定である。

次年度使用額の使用計画

質問紙調査に伴う郵送料、連絡費、データ入力費等として本年執行予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Necessity of Nursing Standard in Radiation Therapy Nursing2014

    • 著者名/発表者名
      Manami Inoue, Satoko Tsuru, Fumiko Wako, Miho Omori, Mustuko Nakanishi
    • 学会等名
      The 12th International Congress on Nursing Informatics
    • 発表場所
      台北
    • 年月日
      2014-06-21 – 2014-06-25

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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