研究実績の概要 |
調査の結果現存する放射線及び放射線看護に関するテキストおよび書籍51冊の目次5,105項目を分類し,ジェネラリストに必要と考える知識項目の優先順位についてがん放射線看護認定看護師に、デルファイ法によって調査票を用い意見を求めた。その結果、①放射線の身体への影響②放射線防護について③患者の不安への対応に関する内容が上位にあげられた。これらのことから、患者の外来の治療を継続させるために必要と思われる「日常生活上の患者指導に関する知識」の必要性や放射線治療の「副作用出現に対する対応」、「治療継続のためのサポート」に関する知識が求められていることが明らかとなった。また、治療効果の出現徴候や副作用についての理解とあわせて、副作用の消失までの長期にわたった「患者の心的サポート」やその場での「対応・指導」などを必要な知識として求められていることが示唆された。
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