本研究の目的は、ジェネラリストとして臨床現場で働く看護師に必要な放射線看護の知識について明らかにすることであった。その結果、患者の外来の治療を継続させるための「日常生活上の患者指導に関する知識」の必要性や放射線治療の「副作用出現に対する対応」、「治療継続のためのサポート」に関する知識が求められていることが明らかとなった。また、治療効果の出現徴候や副作用についての理解とあわせて、副作用の消失までの長期にわたった「患者の心的サポート」やその場での「対応・指導」などを必要な知識として求められていることが示唆された。
|