本研究目的は、研究者が開発した教育プログラムを実践し評価することである。この研究は、A急性期病院でアクションリサーチの手法を用いて行った。研究者とA病院看護部の専任教育担当者Aさんが、協働で、14名の副師長の能力開発に取り組み、2年間の実践過程におけるAさんの認識と実践の変化について、観察とインタビューと記録物からデータ収集し質的に分析した。2年間のアクションリサーチを通して、Aさんの認識・実践の変化を分析した結果、「開発した評価指標を活用して役割行動を発揮する」「管理の現有能力に教育能力を補い統合させる」「評価指標の開発過程で概念化能力不足を実感する」という3テーマが見出された。
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