ドレーン・チューブ挿入部位を固定するに至る看護師の判断と行為に焦点をあて、ドレーン・チューブ固定のための看護ケアアルゴリズムを開発することをめざし、看護師のアセスメントと固定方法の実際から看護ケアアルゴリズムを作成し、評価した。その結果、固定前のアセスメントの視点、固定中の患者にとっての安楽という視点が入ったことによって、患者の安楽を保持し、かつ誤抜去予防につながるという結果をもたらすことができた。今後は、経験則に頼っているアセスメントの視点の可視化の是非についてさらなる検討の必要性が示唆された。
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