研究課題/領域番号 |
25463361
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
塚本 尚子 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (40283072)
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研究分担者 |
舩木 由香 関東学院大学, 看護学部, 講師 (10389942)
平田 明美 関東学院大学, 看護学部, 教授 (00444943)
片桐 由紀子 (亀野由紀子) 上智大学, 総合人間科学部, 助手 (60634657) [辞退]
金久保 愛子 上智大学, 総合人間科学部, 助教 (50383683) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 組織風土 / 集団同一視 |
研究実績の概要 |
2016年度については、業務多忙により予定していた研究を展開することがまったくできなかった。2014年度の研究成果に基づき、日本看護研究学会第42回学術集会において、「看護の組織風土と集団同一視との関連性の検討」について示説での発表を行ったのみであった。この調査では、9施設115病棟より実施許可を得た。有効回答数は1183通だった(有効回答率 43.7%)。女性1100名、男性75名、平均年齢34.0歳(SD9.42)、平均経験年数11.38年(SD9.01)だった。本稿では、組織風土尺度と集団同一視尺度得点間の相関係数を算出し、その関連性の検討を行った。この結果、集団同一視の高さは、組織風土との間で有意な正の相関関係があった。特に組織風土の親密さの下位尺度は、集団同一視とr=.43,成員同一視とr=.52という中程度の相関関係があった。また集団同一視の高さは、バーンアウトとも関連がみられ集団同一性が高いほど、情緒的消耗感、脱人格化が低く、個人的達成感が高いという結果が明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
業務多忙により、予定していた新たな研究を展開することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
1年間の計画の延長することし、次年度完成に向けて研究を進めていく。パイロットスタディーとして小規模な介入を複数回実施することを予定してたが、これまでの成果から介入によって変化の可能性の高い方策を絞り込み介入研究を実施することとする。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度業務多忙により、予定していた研究計画を遂行することができなかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
遅延している計画について執行を進める予定である。パイロットスタディとして予定していた複数回の研究については、介入効果が見込まれる変数に絞り込み集中して実施することへと変更して計画を進行していく予定である。
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