研究課題/領域番号 |
25463364
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研究機関 | 千葉県立保健医療大学 |
研究代表者 |
竹内 久美子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (80453455)
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研究分担者 |
松下 由美子 山梨県立大学, 看護学部, 教授 (00190455)
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研究期間 (年度) |
2013-02-01 – 2018-03-31
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キーワード | 看護管理 / 人的資源管理 / 組織適応 / 組織コミットメント |
研究実績の概要 |
本研究は、平成25年度から平成29年度までの5年間において、新卒看護師における入職後3年間の初期キャリア発達について、理論的・実証的kに検討することを目的としている。特に入職後3年間の個人の適応行動と組織施策の関連に焦点をあてている。本研究は2年度目であるため、以下の点に力点をおき実施した。 1点目は、昨年度作成した質問紙調査票の構成および項目について、表面的妥当性の検証を実施するととともに、調査項目の精選を行った。 2点目として、調査対象施設の選定と調査依頼を実施した。当初予定していた調査施設の変更に伴い、15施設への調査依頼および調査説明を研究者で分担し実施し、9施設より調査の快諾を得た。 3点目として、上記9施設に対して、第一回新卒看護師質問紙調査と教育担当専任看護師に対するインタビューを実施した。 また以上3点の実施と並行して、研究全体の理論モデルの構築のため、研究テーマ関連する各種学会、研究会、研修に参加するなど、これまでの研究成果および新しい知見についての情報収集を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
昨年度育児休暇取得のため研究計画を修正しているが、適切な調査時期などの関係で、第一回質問紙調査データの分析まで年度内に実施することができなかった。しかし、平成27年度にはおおむね計画通りに進むものと予測できる。
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今後の研究の推進方策 |
5年間の研究計画において、2年目終了時点における研究の進捗状況は、やや遅れているものの、2年目に実施すべき内容は、第一回質問紙調査データ分析以外は網羅できている。したがって、今後も研究計画にしたがい、看護師の入職後3年間のキャリア発達に関する理論的・実証的な検討を行っていく。 平成27年度は、縦断的な質問紙調査とデータ分析が大きな課題となるが、調査協力機関とコミュニケーションをとり継続していきたい。また、調査機関が増えたことにより、調査機関の規模等の差異により詳細な分析も加えていきたいと考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度の調査時期が、12月~3月となったため、当初予定していたデータ分析に関わる費用(PC、データ入力費用、人件費、分析ツール費用等)が来年度使用予定となった。そのため、来年度は、データ入力、分析、解釈に関わる費用を拠出する予定である。
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次年度使用額の使用計画 |
来年度は、以下の2点を中心に研究費使用を計画している。具体的には、①データ分析のためのPCおよびデータ入力に関わる謝金等、および高度なデータ解析のための統計ソフトの購入、②最新の研究成果の情報集のための学会参加費用である。
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