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2015 年度 実施状況報告書

学生のフィジカルアセスメント、思考過程強化を目指す看護技術教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25463370
研究機関東京医療保健大学

研究代表者

横山 美樹  東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (70230670)

研究分担者 島田 多佳子  東京医療保健大学, 公私立大学の部局等, 講師 (00310409)
駿河 絵理子  東京医療保健大学, 公私立大学の部局等, 講師 (40289806)
小泉 美保  東京医療保健大学, 公私立大学の部局等, 助教 (10622970) [辞退]
竹内 博美  東京医療保健大学, 公私立大学の部局等, 助手 (30638755) [辞退]
下田 繭子  東京医療保健大学, 公私立大学の部局等, 助手 (90738395)
平田 美和  東京医療保健大学, 公私立大学の部局等, 講師 (10325988)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードクリティカルシンキング / アセスメント能力 / e-learning教材 / 自己学習教材
研究実績の概要

本研究は、看護学生に求められる、対象の状況をアセスメントするための思考に必要な「クリティカルシンキング(臨床推論)能力」を効果的に学習するための教育プログラムを模索するものである。
平成27年度は、平成26年度に作成した、学生のフィジカルアセスメント、思考過程強化を目指すためのe-learning自己学習教材の評価を行うために、学生対象にグループインタビューを実施した。本研究の目的の一つに、学生が自分の時間を使って「自己学習」するための使いやすい教材開発があるため、1年間かけてコンテンツを開発し業者に依頼してe-learning教材として完成させ、H26年度後期の技術教育の中で活用したので、実際に使用した学生対象に、「使いやすさ」という点と「思考過程の強化ができたか」という点についてインタビューによって意見を得た。
インタビュー対象学生は、倫理的配慮に基づいて募集し、研究参加の同意を得られた27名の学生であり、5グループに分け、2名のインタビュアーにより、作成した自己学習教材の使いやすさ、学びやすさについて学生から意見を得た。
その結果、パソコンで好きな時間に学習できる点での取り組みやすさは評価されたが、最近はスマートフォンの普及により、今の学生にとってはパソコンよりもスマートフォンを使う方が簡便であること、ネット接続ができないところでパソコンが使えない等の、当初考えていなかった意見が得られた。また学生たちができるだけ楽しみながら学習できるように、イラストを入れる、クイズ形式で行う等の工夫をしたが、その点も評価された。
思考過程については、本教材のみの学習では限界があることがわかったため、今後、さらに学生の思考、クリティカルシンキング能力を強化するための教育方法を模索していく必要性が示唆された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究開始1年目に、研究分担者5名のうち2名が急な身体不調により長期間休んでしまったことにより、当初の計画より1年遅れとなってしまっているため。

今後の研究の推進方策

平成28年度は、昨年度得られた結果を学会等で発表し、最終報告書の作成を行う。現在2編の学会発表に向けて準備している。
今回得られた結果から、今後の課題を明確にし、研究課題とする予定である。

次年度使用額が生じた理由

1年目の研究者の病欠により、計画が1年ずつ遅れていることがある。
実際、平成26年度の経費はほぼ、業者に依頼したe-learning自己学習教材開発費用とその運営費用であり、教材の評価の実施と学会発表等を1年間のうちに行うことが困難であったため、今年度に繰り越すこととしたことによる。

次年度使用額の使用計画

学会発表、学会出張のための費用(2回×5人分)。
報告書、論文作成のための費用

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公開日: 2017-01-06  

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