研究課題/領域番号 |
25463373
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
山崎 律子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 臨床准教授 (20573794)
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研究分担者 |
篠崎 惠美子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (50434577)
小野 五月(坂田五月) 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 臨床准教授 (90288407)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 若い看護師 / 3~5年目 / パフォーマンス / 支援・支持型 / 教育システム / モチベーション / 組織協働 |
研究実績の概要 |
平成27年度5月~6月に近隣病院5施設12名の看護管理者のインタビューを実施した。面接内容は了解を得てICレコーダーに録音し、逐語録を作成した。その後SPSSテキストマイニングを使用し感性分析を実施し、看護管理者が3~5年目の若い看護師に「組織協働」「モチベーション」を維持、発展させるために行っていること、困難を感じていることを明らかした。これらから3~5年目の若い看護師のパフォーマンスを上げる支援・支持型教育プログラムを専門家会議で検討した。看護教員(小野五月、篠崎恵美子)、看護管理者(吉村浩美、高木智美、渡辺昌子)、継続教育担当者(山崎律子、清原恵美、山田弘美)から構成した。平成26年度の他職場研修にプログラムを追加し(3~5年目看護師7名/1施設に原案を提示)、プログラムの必要度等の意見を求めた。 3~5年目看護師(5施設26名)から得たインタビュー結果をまとめ、3演題を発表した。1)第18回日本看護管理学術集会へ「3年目から5年目看護師が好奇心をもって取り組んだことと達成感を感じた体験と自信に関する研究」報告。2)第45回日本看護学会(看護管理)にて「3年目から5年目看護師が仕事を継続していくために大切に思うことーテキストマイニングによるインタビューの分析からー」。3)看護技術学会にて「3年目から5年目看護師がチームで問題解決していくうえで大切に思うことーテキストマイニングによるインタビューの分析からー」。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
管理者インタビューの結果(SPSSテキストマイニング分析)の検討が2か月遅れている。 研究分担者の所属機関の変更のため時期をずらしたためである。
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今後の研究の推進方策 |
平成27年12月に効果検証のため、5施設の3~5年目看護師に調査を予定している。同年6月に施設の倫理委員会へ提出し審査を受けて実施する。データは2月までに分析し平成28年度の関連学会に報告する。 またパフォーマンスを上げる支持・支援型教育システムに必要な要素として“これまで明らかにしてきた3~5年目の看護師のニーズ”と“教育担当の看護管理者が大事にしていることと難しく感じていること”を平成27年9月12日開催「せいれい看護学会」に演題をまとめ、広く意見交換の場を持つ予定である。インタビューに協力いただいた5施設の方に広報する。 現在学会報告に採択頂いている演題は、第25回日本看護学教育学会学術集会:「3年目から5年目看護師がモチベーションを維持するために看護管理者が大切に思うこと」である。
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次年度使用額が生じた理由 |
管理者インタビュー結果とSPSSテキストマイニング分析が遅れ学会発表のための参加費用の支出がなかったため。また物品の購入が遅れたため。
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次年度使用額の使用計画 |
学会報告を予定しており、その会場での意見交換のため学会参加の旅費等の使用を見込んでいる。 またポータブルDVD再生プレーヤー、スピーカー、ビデオカメラ、ICレコーダーなど購入の遅れた物品を平成27年5月購入として進めている。 教育プログラムの効果検証として5施設に調査協力を得る為に、封筒500枚、80円切手500枚、謝礼としてクリアファイル等の(封筒に収まるサイズ)予算化をしていることと、今年度で研究をまとめ製本代10万円を予定する。
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