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2013 年度 実施状況報告書

臨床現場の実情に即した臨地実習指導者役割の検討

研究課題

研究課題/領域番号 25463374
研究種目

基盤研究(C)

研究機関中部大学

研究代表者

山田 聡子  中部大学, 生命健康科学部, 准教授 (80285238)

研究分担者 太田 勝正  名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60194156)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード看護教育 / 臨地実習 / 臨地実習指導者 / 役割
研究概要

看護学教育における臨地実習の重要性は非常に高い.患者に対するケアの質と安全を保ちながら,臨地実習における教育目的を達成する上で,それぞれの実習施設に所属する臨地実習指導者(以下,実習指導者)の果たす役割は極めて大きい.しかし,実習指導者の役割,つまり,教育効果を考慮した本来の役割は明確とはいえない.そこで本研究では,まず,実習指導者への役割期待について,看護教員の認識を明らかにしたいと考える.また,看護教員が認識する役割について,臨地実習指導に関する専門家のコンセンサスを得たいと考える.それらにより実習指導者に期待する役割を確認すると共に、その役割の実情と役割を果たすための対策を検討することを本研究の目的とする.平成25年度は実習指導者を対象に指導者自身が役割をどのように認識しているかを調査した結果について分析を進めた.
これまで研究者らは,専門家のコンセンサスを得た実習指導者に期待する役割31項目から成る調査票を全国166施設の医療機関の協力を得て配布し,1125名の実習指導者から回答を得ている.専門家のコンセンサスを得た項目について実習指導者自身も不可欠な役割だと認識している傾向は認められたが,実際にその役割を実行するには困難があることが推察された.特に実習指導者が所属する医療機関の規模や体制および教員の実習指導体制による違いが示唆された。
今後,これまでの研究成果である実習指導者に期待される役割について,実習指導者の受け入れ可能性と遂行可能性を検討し,臨床現場の実情と実習指導者の意向を踏まえた,より実際的な実習指導者の役割を明らかにしたいと考える.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

データ分析に予想以上の時間を要しているため。

今後の研究の推進方策

本研究課題の推進に向けて研究分担者の追加を検討している。

次年度の研究費の使用計画

当該年度において、臨地実習指導者30名程度を対象としたグループインタビューを実施する計画であったが、先行研究の分析に時間を要してしまいインタビュー実施計画の立案が滞っている。そのため、計画額の執行が行えず次年度に繰り越すこととなった。
平成25年度に実施予定であった調査を実施する計画である。遂行にあたって、新たな研究分担者を追加することを検討している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 臨地実習指導者の現状と課題2013

    • 著者名/発表者名
      山田聡子、太田勝正
    • 雑誌名

      看護教育

      巻: 54(7) ページ: 600-604

  • [雑誌論文] 看護教育専門家から臨地実習指導者への役割期待‐実習受け入れ準備と学生指導における役割2013

    • 著者名/発表者名
      山田聡子、太田勝正
    • 雑誌名

      看護教育

      巻: 54(8) ページ: 756-760

  • [雑誌論文] 看護教育専門家から臨地実習指導者への役割期待‐病棟スタッフ・看護教員との連携における役割2013

    • 著者名/発表者名
      山田聡子、太田勝正
    • 雑誌名

      看護教育

      巻: 54(9) ページ: 854-857

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公開日: 2015-05-28  

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