研究課題
基盤研究(C)
ステップ1として体圧分散寝具使用による寝床内微気候の実態調査を行い、シーツに適切な素材を決定する調査を行った。綿100%平織りシーツとAナイロン78%+ポリウレタン22%、Bナイロン82%+ポリウレタン18%、Cポリエステル100%を用いて、健常成人にて寝床内環境の調査を実施した。いずれのシーツも皮膚の温湿度は、90分までは上昇続け,120分から180分までは大きな上昇はみられなかった。次にステップ2として、圧分散と摩擦係数の検討を行った。圧とずれに影響しない素材はAのシーツとCのシーツであった。以上より、AまたはCのシーツ素材が褥瘡予防には適した素材であることを示唆した。
老年看護学