研究課題/領域番号 |
25463382
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 森ノ宮医療大学 |
研究代表者 |
伊津美 孝子 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (20467369)
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研究分担者 |
真嶋 由貴恵 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70285360)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 中間看護管理者 / 看護情報 / 管理活用能力 / eラーニング |
研究概要 |
本研究では,看護臨床現場において中間看護管理者(看護師長)の情報活用能力の向上が看護や医療の質の向上に資するという考えのもと,eラーニングをベースにした「中間看護管理者の情報活用能力変革プログラム」の開発をすることである。平成25年度は,臨床の看護師長の情報活用能力の実態と課題を明らかにする予定であった。文献レビューについては計画通り9月から本格的に行うことができた。 看護師長300名を対象に看護情報管理活用の実態調査を量的研究でおこなう予定であった。しかし,研究分担者と何度もディスカッションを重ね,現在の独自に開発し使用予定であった尺度では,情報管理活用能力の実態を把握するには不足であると判断した.そのため,新たに尺度開発を行うことにした.12月より実際に臨床で勤務をしており,かつ一組織単位において,看護情報活用が得意であると思われる看護師長(ハイパフォ-マー)を臨床現場の看護部長に,1~2名推薦していただき,4施設(300床以上800床未満)5名の看護師長に半構成面接法を用て,1時間程度のインタビュー調査を行い3月には4名のインタビューが終了した。また,情報活用能力の実態調査は,300床以上の臨床現場の一組織単位の看護師長で研究協力に同意を頂いた10名を対象に,1月~3月の間,半構成面接法を用てインタビュー調査を行った。採用するシステムに必要な機能を抽出中である。使用するeラーニングシステムやコンテンツ項目については,検討中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成25年度は,臨床の看護師長の情報活用能力の実態と課題を明らかにする予定であった。看護師長300名を対象に看護情報管理活用の実態調査を量的研究でおこなう予定であった。しかし,研究分担者と何度もディスカッションを重ね,現在の独自に開発し使用予定であった尺度では,情報管理活用能力の実態を把握するには不足であると判断した.そのため,新たに尺度開発を行うことにした.尺度開発のための情報収集や学習に時間を要してしまったことが遅れの原因である。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度は「看護師長の情報活用管理能力尺度」開発を行い、パイロット調査をを行い、信頼性、構成概念の妥当性を確認後、看護師長300名を対象に実態を明らかにし、プログラム開発を行う。同時に現存のeラーニングシステムを使用し、対象群と比較群での違いを明らかにする。 研究計画は今後変更せず、計画どおり進めていく。
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次年度の研究費の使用計画 |
調査が遅れているため、データ入力のための人件費が使用できなかったことや映像コンテンツ制作やeラーニングシステム利用料、ホームページの作成が席なかったため次年度に使用しなければならなくなった。 調査実施後のデータ入力のための人件費の使用、映像コンテンツ制作・編集の実施、ホームページの制作を行う。
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