研究課題/領域番号 |
25463392
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 愛知きわみ看護短期大学 |
研究代表者 |
石井 成郎 愛知きわみ看護短期大学, その他部局等, 准教授 (80399237)
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研究分担者 |
伊東 裕康 愛知きわみ看護短期大学, その他部局等, 助教 (10516967)
佐久間 佐織 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 助教 (40399241)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 看護教育 / 教育工学 / 創造性 / eポートフォリオ / 授業実践 |
研究概要 |
平成25年度はまず研究の第1フェーズとして,これまでの実践結果における学習者に見られたコミュニケーションの問題点を支援するeポートフォリオシステムの開発に着手した.本システムは以下の3つの機能を実装する. (1)コミュニケーション支援のためのディスカッション機能:本システムは学習者のコミュニケーションを支援するために,電子的なディスカッション環境を提供する. (2)コミュニケーションデータの記録・参照機能:本システムは前述のコミュニケーションデータを一元的に管理することができる.そのため学習者は効率的に自己の活動を振り返ることが可能となる. (3)コミュニケーションプロセスの可視化機能:本システムは蓄積されたコミュニケーションデータをグラフィカルに表示する機能を提供する.これらのデータは,グループ活動の振り返りの際に話し合いのベースとして機能する.また一般に,プレゼンテーションの際にプロセスを図示することは学習者にとって非常にコストの高い作業であるが,本システムを用いることでプロセス図やプレゼン資料の作成に要するコストが軽減される. 本年度においては,システムの3つの機能のうち,(1)コミュニケーション支援のためのディスカッション機能,および(2)コミュニケーションデータの記録・参照機能については概ね実現することができた.(3)のコミュニケーションプロセスの可視化機能については,現在プロトタイプの改良を進めている.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
年度当初に計画したeポートフォリオシステムの開発について,2つの機能については概ね実現することができたが,1つの機能に問題点が見られた.そのため評価実験を来年度に実施することとしたため.
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今後の研究の推進方策 |
今後はシステムの改良と,改良したシステムの評価実験を行い,さらに実践への導入を通してシステムの教育的有効性の評価を行う.
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次年度の研究費の使用計画 |
当初実施予定であったシステムの評価実験を次年度に実施することになったため. システム評価実験のための謝金や,その分析結果に関する成果発表に使用する.
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