研究課題/領域番号 |
25463392
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研究機関 | 愛知きわみ看護短期大学 |
研究代表者 |
石井 成郎 愛知きわみ看護短期大学, その他部局等, 准教授 (80399237)
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研究分担者 |
伊東 裕康 愛知きわみ看護短期大学, その他部局等, 助教 (10516967)
佐久間 佐織 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 助教 (40399241)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 看護教育 / 教育工学 / 創造性 / eポートフォリオ / 授業実践 |
研究実績の概要 |
平成26年度は当初開発したeポートフォリオシステムを基礎看護学の演習科目に導入する予定であったが,授業担当者の変更にともない授業デザインの大幅な変更が必要となったため,平成27年度の活動内容と順序を入れ替えて実施することとした. 今年度は研究の第2フェーズとして,開発したeポートフォリオシステムの評価実験を行い,さらに外部の授業協力者(脳卒中後遺障害者の生きがいを支援するNPO法人ドリームの職員及び会員)と連携した看護研究科目にシステムを導入した.本科目では,脳卒中後遺障害者の生活上の問題点を改善するための自助具の作成を課題とした.学習者は学外の授業協力者である脳卒中後遺障害者とシステムを使ってコミュニケーションを取りながらグループで課題に取り組んだ.なお本実践では,授業協力者は大学に2回来て直接コミュニケーションをとり,残りの回はNPO法人ドリームが運営する施設との遠隔コミュニケーションで課題を遂行した. これらの取り組みについて,(1)グループメンバー間のコミュニケーション,(2)脳卒中後遺障害者とのコミュニケーション,(3)教員とのコミュニケーションの3つの観点に基づいて分析を行い,システムの有効性を評価した.その結果,学習者・授業協力者・教員のコミュニケーションの媒介としてシステムが有効に機能していることが確認された.また,そのようなコミュニケーション場面において,タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末が活用されていることがあわせて確認された.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初は年度末にこれまでの研究成果の発表を行う予定であった.しかし,実践対象科目を前期開講科目から後期開講科目に変更したため,成果発表を来年度に実施することとなった.
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今後の研究の推進方策 |
今後はシステムの基礎看護演習科目への導入を行い,システムの教育的有効性および汎用性について評価を行う.
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次年度使用額が生じた理由 |
当初は年度末にこれまでの研究成果の発表を行う予定であった.しかし,実践対象科目を前期開講科目から後期開講科目に変更したため,成果発表を来年度に実施することとなった.
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次年度使用額の使用計画 |
これまでの成果発表に関する旅費,印刷費等に使用する.
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