研究課題
基盤研究(C)
医療を要する在宅療養者に対する連携の質指標として、介護職と看護職が同一項目で測定する連携尺度を開発した。1)概念整理と訪問看護師・訪問介護職員の面接調査に基づき、連携項目案を作成し、2)連携の実態調査に基づく探索的因子分析により23項目、4因子(運営・協働実施・危機管理・関係構築)の尺度を開発した。3)尺度による連携の関連要因の分析により、同一法人の事業所や在宅人工呼吸器・喀痰吸引等の医療管理の受入れ、介護職による医療的ケアに対応する事業所は有意に連携ができていた。今後は、事業所の連携体制および個別療養者に対応した連携の推進が必要である。
難病看護