看護基礎教育におけるEOL(エンド・オブ・ライフ)ケア教育の実態を把握するとともに、看護学生のEOLケアに対する態度を評価した。これらの結果を踏まえ、EOLケア専門家パネルにより、日本において実行可能で、効果的なEOL教育カリキュラムを検討した。その結果、「EOL-終末期援助論(30時間程度)」として、Ⅰ.終末期の概念・文化的配慮、終末期を取り巻く医療の現状と課題、Ⅱ.終末期における看護、Ⅲ.痛みのマネジメント、Ⅳ.症状のメカニズムとマネジメント)、Ⅴ.ライフサイクルによる終末期の特徴、Ⅵ.臨死期のケア、Ⅶ.家族のケアを含めた教育カリキュラムの作成の必要性についてコンセンサスが得られた。
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