本研究は、一群前後比較介入デザインによる看護師を対象とした遺伝看護教育プログラムを作成・実施し有効性を検証した。 対象疾患は家族性アミロイドポリニューロパチーに限定しケアマニュアルを作成した。教授法としてインストラクショナルデザインの中で、注意・関連性・自信・満足感を高めるARCS動機づけモデルを用いた。2014年10月4日実施し、参加者は看護師23名(分析対象21名)だった。評価した結果、言語情報は有意に上昇したが、態度と知的技能には有意差はなかった。また、ARCSの変化もみられなかった。しかし、グループインタビューの結果、遺伝看護の理解の向上とプログラム内容について高評価が得られた。
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