外来通院中の非インスリン使用の2型糖尿病患者を対象に、セルフモニタリング教育を実施し、有用性を評価した。介入群は、2か月に1回、連続して3日間、1日7回の血糖自己測定と記録を行った。血糖コントロールの指標であるHbA1cは、介入群において6か月後に有意に低下し、対照群では有意な低下を認めなかった。6か月後の2群間のHbA1cに有意差を認めなかった。 就労者を対象に、このセルフモニタリングの経験を明らかにした。参加者は、血糖変動のパターンを知り、食事や運動と血糖値が関係していることを体験し、SMBGによる行動変容を意識していた。医療者からのフィードバックが自己管理継続の要因であった。
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