外来化学療法を受ける在宅療養高齢者と家族はネガティブな感情を持ちながらもお互いに気遣いながら在宅療養継続の調整をしていた。さらに自宅での価値観を尊重しQOLを保っていた。お互いが高齢者であると認識し、無理をしないようにコントロールしていた。サポートは、家族と医療従事者であった。在宅療養高齢者と家族は、現在の状況を保つために家族が協力してバランスを保っていることが明らかになった。 在宅高齢療養者と家族は、療養体験が継続することで、相互関係が進み、家族のコーピングパターンが続くと考える。そして、コーピング戦略を理解するための高齢者と家族間での人生の話に積極的に耳を傾けることの重要性が示唆された。
|