研究課題/領域番号 |
25463439
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
糸井 裕子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (20383094)
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研究分担者 |
福島 道子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (40201743)
郷間 悦子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (00248759)
鈴木 明美 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 講師 (20525183)
金子 順子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助教 (40611679)
小野崎 美幸 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助手 (00424052)
竹中 陽子 国際医療福祉大学, 大学病院, その他 (70649772)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 腹腔鏡下胃切除術 / がん患者 / 働く世代 / 疲労感 / ストレス / 食事 / 消化器症状 / 多職種連携 |
研究概要 |
腹腔鏡下胃がん切除術を受けた、働く世代の患者の職場復帰と継続における問題を特定する目的で、6月~9月の期間に計11日間で49名の対象者にインタビュー調査を行った。このうち9名の働く世代の患者の職場復帰と継続における問題には、「疲労感と生活」「胃がん治療後のストレス」「食事に関する問題」「消化器症状に関する問題」の4カテゴリ、23サブカテゴリがあることを明らかにした。また、33名の対象の問題の分析結果は、11月に学会で成果を報告した。 特定化された問題を多職種および患者、研究組織によりカンファレンスおよびワークショップを開催し解決策を作成する目的に対しては、「胃がん切除術患者の社会復帰における多職種連携~患者さんとともに社会復帰の支援策を考える~」をテーマにワークショップを開催した。講演は、医師、看護師、産業保健師、社会復帰している患者(2名)、管理栄養士が行い、ワークには、理学療法士、薬剤師、ケースワーカー、患者18名が参加し、問題と解決策について検討した。このワークショップは、医療福祉eチャンネルで無料配信し、社会復帰している対象者の方々に広く情報を提供している。 特定化された問題の解決策を入院から職場、地域においてシームレスに対応できるシステムの開発に向け、国際医療福祉大学三田病院のホームページにWEBサイトの立ち上げの準備を行っている。 ホームページに掲載する情報の項目と内容について、カンファレンスを計8回開催し検討した。 また、平成25年度の成果報告書を作成し活動内容を広く公表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
腹腔鏡下胃がん切除術を受けた、働く世代の患者の職場復帰と継続における問題について調査を実施し分析結果を明らかにした。結果の一部は、学会で報告した。 特定化された問題を多職種および患者、研究組織により「胃がん切除術患者の社会復帰における多職種連携~患者さんとともに社会復帰の支援策を考える~」をテーマにワークショップを開催し医療福祉eチャンネルで無料配信している。 国際医療福祉大学三田病院のホームページにWEBサイトの立ち上げの準備を行っている。ホームページに掲載する情報の項目と内容について、カンファレンスを計8回開催し検討した。 平成25年度の成果報告書を作成し活動内容を広く公表した。 以上平成25年度に予定していた計画は概ね達成している。
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今後の研究の推進方策 |
特定化された問題の解決策を入院から職場、地域においてシームレスに対応できるシステムの開発に向け、国際医療福祉大学三田病院のホームページにWEB相談サイト、WEB版サバイバーシップの立ち上げおよび相談窓口の運用を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
・平成25年度成果報告書の冊子の編集に時間を要し年度をまたいでしまった。 ・医療福祉eチャンネルの撮影・編集は平成25年度に終了していたが、関係者の承諾に時間がかかり年度をまたいでしまった。 平成25年度成果報告書の冊子代および医療福祉eチャンネルの撮影・編集代に使用する。
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