研究実績の概要 |
がん患者のセルフケアの概念分析(吉田久美子,神田清子,がん患者のセルフケアの概念分析,日本看護科学学会誌Vol.30,No.2,p23-31,2010)と、セルフケア能力の質的研究(吉田久美子,神田清子,治療期にあるがん患者のセルフケア能力,日本がん看護学会誌Vol.26,No.1,p4-11,2012)をもとに、平成28年度に「治療期にあるがん患者のセルフケア能力尺度」を開発した。尺度は3因子15項目から構成され、構成概念妥当性は、Cronbachのα係数は.900、確証的因子分析からはGFI=0.911、AGFI=0.878、CFI=0.945の値が示された。また、基準関連妥当性の結果からも妥当性を備えた尺度として証明された。研究結果は国際学会で発表し、以下の論文を投稿し掲載された。 1.Kumiko YOSHIDA,Kiyoko KANDA,Relationship between Self-care Agency and Quality of Life Among Cancer Patients Undergoing Outpatient Chemothrapy,THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL,66(4),271-277,2016. Doi:http://doi.org/10.2974/kmj.66.271 2.Kumiko YOSHIDA,Kiyoko KANDA,Development and Validation of the Self-care Agency Scale for Cancer Patients under Treatment,THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL,67(1),13-21,2017. Doi:http://doi.org/10.2974/kmj.67.13
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