NIPTを含め、出生前診断に関するニーズは急速に増加している。助産師は従来の妊娠・出産・育児を支援する視点から、出生前診断に関して是非を問う傾向があった。しかし、どのような意思決定や結果に対しても、サポートは必要である。そこで、必要最低限の出生前診断に関する医学的知識と同時に、出生前診断に関する具体的な事例を展開し、助産師としてケアすべきポイントが理解できるプログラムを試行したところ、自身の経験した事例を具体的に振り返り、自立的に考えることができる専門家としてのスタンスを身に着けることができた。
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