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2013 年度 実施状況報告書

自閉症スペクトラム障害をもつ子どもと家族への看護実践力向上を目指した基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 25463468
研究種目

基盤研究(C)

研究機関浜松医科大学

研究代表者

坪見 利香  浜松医科大学, 医学部, 助教 (40452180)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード自閉症スペクトラム障害 / 発達障害 / 外来看護師 / 研修
研究概要

本研究は発達障害、特に自閉症スペクトラム障害のある子どもと家族に対し適切な看護実践の研修に必要な構成要素を明らかにする目的で研究に取り組んだ。
初年度にあたる平成25年度は以下の2つの研究について内容を検討し大学の倫理審査で承認を得たのち調査を実施した。
(1)子どもが受診する機会の多い診療科の看護師を対象に発達障害児への看護実践でこれまで学んだ内容と今後の現任教育に関するニーズを明らかにするための調査。調査対象は、1地区のクリニック(小児科・耳鼻咽喉科・皮膚科・眼科)の看護師と2地区の総合病院外来に勤務している看護師約300名(予定)である。
(2)発達障害と診断されている子どもの保護者を対象に外来受診で困る行動より看護ニーズを明らかにするための質問紙調査。調査対象は、1地区の発達障害を専門としている医療機関に通院している子どもの保護者約500名(予定)である。
今後は、(1)と(2)の調査結果をふまえ発達障害に関する研修プログラムの構成要素を明らかにする予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

初年度で基礎的な研究を実施するという点ではおおむね予定通りである。しかし、研究(1)の調査内容の検討に時間を要したため結果、(2)の調査内容の検討及び研究計画の具体化も遅れることになった。倫理審査は、研究課題が同一のものであることから同時申請を行った。
(1)外来看護師への調査依頼の際には、総合病院であっても少子化や入院期間の短期化により小児科診療が縮小傾向にあり、外来看護師が常在していない現状も明らかになっている。今後は調査対象者が確保できない場合には調査地域を拡大し、人数の確保をしていく必要がある。(2)では現在質問紙を受診時に配布している。
以上より調査結果が得られていない現段階での達成度はやや遅れていると考える。

今後の研究の推進方策

前年度の調査結果をまとめ、関連する国内・国際学会への論文投稿を行う予定である。
今後は、研修プログラムの構築と第一案作成実施・評価を行うためには回収したデータの入力作業等の人件費が必要である。また、学会発表にあたり英文校閲の費用も必要である。

次年度の研究費の使用計画

研究(1)の調査内容の検討に時間を要したため結果、(2)の調査内容の検討及び研究計画の具体化も遅れることになった。倫理審査は、研究課題が同一のものであることから同時申請を行った。
これらより、調査開始の遅れに伴い、次年度使用額が生じた。
調査はいずれも郵送による返送のため、通信費が必要である。
また、データ入力を依頼する予定であり謝金が必要となる。スムーズに分析を行うためには分析ソフトも現在使用のPCに適応可能なバージョンが必要である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] The present condition of an outpatient nurse's match - When the child of a developmental disability consults-2013

    • 著者名/発表者名
      Tsubomi Rika , Omi Sakie
    • 雑誌名

      The Asian Journal of Disable Sociology

      巻: 13 ページ: 65-77

    • 査読あり
  • [学会発表] The present condition of an outpatient nurse's match - When the child of a developmental disability consults-2013

    • 著者名/発表者名
      Tsubomi Rika , Omi Sakie
    • 学会等名
      第13回アジア障害社会学会
    • 発表場所
      ベトナム ホーチミン
    • 年月日
      20130915-20130915

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公開日: 2015-05-28  

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