研究課題/領域番号 |
25463469
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田辺 圭子 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40508959)
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研究分担者 |
玉腰 浩司 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30262900)
室月 淳 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (50239555)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 自律神経活動 / 胎内環境 / 妊娠期 |
研究概要 |
胎内の環境が妊娠分娩経過に与える影響,また逆に妊娠中の母親のストレス等が胎内環境に与える影響として,妊娠期の自律神経活動に着目した。今回,自律神経活動からみた妊娠期における母親の精神的ストレスが妊娠分娩経過に与える影響をみるため,妊娠中期に相当する妊婦を対象として,研究を開始した。 研究を開始するに当たって研究機関での倫理委員会での許可を得た。6月,研究施設での倫理委員会の許可を得て,上記対象者のデータ収集を開始した。7月より施設担当者に「研究協力依頼書」を用いて、研究対象者の募集および選定、対象者に健康被害が発生した場合の対応、自律神経活動測定時の測定場所の確保等を依頼し、研究の実施方法について打ち合わせを行った。診療情報の閲覧については、研究施設の倫理委員会による承認、および対象者より同意を得て実施している。診療情報を電子カルテ等で閲覧する際には、外来師長、病棟師長の許可を得て閲覧している。なお、診療情報閲覧については、守秘義務などの倫理要件を遵守し、閲覧方法は研究施設の規定に従い、電子カルテの閲覧時は閲覧した対象者を病棟師長に報告している。自律神経活動データ、質問紙データ、妊娠分娩経過情報用紙データはUSBメモリもしくはポータブルHDDに保存するが、データの機密性を保持すため、データ保存時には、ファイルやフォルダを暗号化している。10月より研究対象者の募集を開始した。 現在、20名が研究に参加している(1名の辞退者含む)。今後、引き続き研究を進めていく。なお、症例数が少ない場合は、研究施設を増やす予定である。 また,胎内環境の影響について,SGA児のフォローアップ調査の実施結果をまとめ,胎内環境が学童期にある児におよぼす影響についてジャーナルに発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
データ収集に当たり,選定した施設において分娩件数が当初の予定より少ないこと。また,データ収集のための機器をそろえるまでに時間がかかり,データ収集開始が遅れたこと。データ収集を主に担当していたものが体調不良のため,休業期間があったこと。等があげられる。 しかし,25年度は倫理申請を行い,施設の許可を得てデータ収集開始することを目的としているため,やや遅れているという評価とした。
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画では,産褥一か月までの経過を追跡することとしているが,現在の対象施設では,分娩期までの追跡となっている。そのため今後,対象者数の増加と,産後一か月時までの追跡を可能とするため,施設の追加を検討している。
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次年度の研究費の使用計画 |
対象者が予定数より下回ったため,謝礼や使用物品,質問紙などの執行が行われなかったためである。 4月以降,対象施設を増やすなどして対象者を確保し,計画通り進めていく予定である。
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