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2013 年度 実施状況報告書

小中学校教員の子どものグリーフに関する認識とグリーフケア

研究課題

研究課題/領域番号 25463509
研究種目

基盤研究(C)

研究機関天使大学

研究代表者

茎津 智子  天使大学, 看護栄養学部, 教授 (10177975)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード小中学校教員 / 子ども / グリーフ / 親との死別 / グリーフサポート
研究概要

小中学校教員への子どものグリーフに関する意識調査に関しては、質問紙作成、発送準備までを終え2014年度早々に発送予定。質問紙は子どもの死別や喪失に関すること、教員の実際の経験、関わりに関することから構成したものを作成。調査対象は小中学校教員3800名(小中学校176校へ発送予定)。
調査研究として並行して小中学校教員へのグリーフケアに関する啓発活動としては「子どものグリーフケアを考える会」を企画し、札幌市内とその近郊の小中学校の教員と医療関係者を対象に小中学校には361校へ案内を送付した。当日のテーマは、家族や友人を自死で失う子どもの問題をテーマとして全国自死遺族総合支援センターの杉本氏に基調講演、後半はディスカッションの時間を設けた。当日の参加者は26名であったが、案内広報に比して小中学校教員の参加者は少なく、子どものグリーフへの関心はまだまだ高いとは言えない状況であることが推察された。但し、参加者からは系統的に自死の問題について話を聞く機会になったことや子どもと死の問題を語ることの意義についての意見や感想が多かった。
今後の小中学校教員や子どもへの支援に向けて、研究協力者の1名が子どものグリーフサポートを先駆的に実践しているアメリカオレゴン州ポートランド市のダギーセンターでの研修に参加した。主な研修内容は子どものグリーフプロセスの理解、ファシリテーターとしての支援スキル、グループファシリテーション方法を学ぶ機会となった。この研究協力者は、死別した子どもの支援に限らず、家族を亡くした方たちの支援活動の実践を継続中である。これらの実践的支援の内容についても「子どものグリーフケアを考える会」でも発展させていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

小中学校教員の意識調査の発送までは終了できなかったが、発送準備まではすべて終了した。新年度には発送、分析を行える段階である。また、小中学校教員を対象とした子どものグリーフサポートに関する啓発活動も並行して企画し行われたため。

今後の研究の推進方策

2015年度は調査の分析、結果のまとめを中心に行い、並行して子どものグリーフに関する啓発活動は、並行して企画、実施の予定。
また、小中学校教員へのインタビューなどによる質的調査の準備も順次始める予定。

次年度の研究費の使用計画

調査発送まで予定していたが、年度末までに発送準備までとなり発送費代が残る形となった。小中学校への調査依頼は、年度替わりの時期ではなく、新しい年度を迎えた時期が適当と考え発送時期をずらしたため。
次年度早々に調査発送費として使用する。その後、次年度にて分析結果などの集計を計画的に進める。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] http://tenshi-children.jp/

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公開日: 2015-05-28  

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