目的:RetCam(TM)による診察が、超早産児にどのような影響を与えるかを生理学的指標ならびに疼痛評価指標により明らかにする。対象:超早産児であり、修正35週で実施された眼科診察場面を観察した。方法:診察プロトコールにもとづき、安静時、RetCam(TM)診察中、診察後30分の3時点で5分間ずつ、生体情報モニターにより心拍数、SpO2を、デジタルビデオカメラで表情を連続的に記録した。慶應義塾大学看護医療学部研究倫理審査委員会ならびに東京都立墨東病院倫理委員会の承認を得て実施した。結果・考察:開瞼器を装着しカメラが眼球に接触すると、心拍数は安静時に比べ低下した。疼痛スコアは中等度であった。
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