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2013 年度 実施状況報告書

多文化共生の感受性を育む周産期看護者育成プログラムの実施と評価

研究課題

研究課題/領域番号 25463523
研究種目

基盤研究(C)

研究機関聖路加国際大学

研究代表者

五十嵐 ゆかり  聖路加国際大学, 看護学部, 准教授 (30363849)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード看護学 / 多文化共生 / 周産期 / 教育プログラム / 外国人
研究概要

日本における外国人への保健医療の課題は、受け入れ側の整備が整っていないことも一因となっている。特に周産期境域においては、多文化共生といわれる現代において、外国人も日本人と同じように日本社会で家族を形成している。家族が誕生していく過程で支援が必要であるにもかかわらず、十分なケアが提供されていない現状がある。そのため、看護職に対して、様々な背景を持つ人々に対応するための教育プログラムを開発してきた。本研究は、これまで開発に取り組んだ多文化共生の感受性を育む周産期看護者育成プログラムの実施と評価を行うことである。
平成25年度の主な計画は、これまで作成した教育プログラムの改訂であった。外国人医療の専門家や日本に在住する外国人と会議を重ね、広く意見をもらった。また、平成26年1月に外国人の保健医療支援や外国人母子の支援を行っている専門家を招聘し、看護学生や看護職を対象にしたワークショップ「看護者が知っておきたいポイント―外国人患者への対応に関する基礎知識&外国人妊産婦への支援について―」を開催し、参加者のニーズや意見を聞いた。多くの方からの意見を反映させながら教育プログラムの内容を見直していき、外国人医療において最も課題とされるコミュニケーションの成立に注目した教育プログラムに改訂した。
本教育プログラムは、平成26年8月に看護学生、看護職を対象に提供し、効果を評価する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度の計画は、プログラムの精選と改訂、対象者のリクルートであった。教育プログラムは、改訂版がほぼ作成でき、プログラム提供の協力者と調整中である。また、参加者のリクルートを始めているので、ほぼ計画通りであると言える。

今後の研究の推進方策

予定通りに教育プログラムの提供が行えるように、引き続き対象者のリクルートを行う。また、評価のためのアンケートを作成しておく。

次年度の研究費の使用計画

定期的な研究補助者を見つけることが困難であったため、人件費の残額が生じた。
平成26年度は研究補助の人材を確保する。

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公開日: 2015-05-28  

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