直接哺乳が困難な子どもとその親への看護介入プログラムの実用化にむけて、研究1は看護実践の実際について9名の熟練助産師の協力を得て半構成面接を行った。結果、7つのカテゴリーが見出され、原因を母子の状況から捉えるだけでなく親子の個別性を踏まえて看護実践を継続しようと努める様相が明らかになった。研究2は、Late Preterm Infantの哺乳状況や母親の母乳哺育経験について生後6ヶ月迄の質問紙調査や半構成面接を通して縦断的に明らかにした。結果、子どもの行動の安定、母親の自信を得る迄に2ヶ月は要しており、母親の心身の疲弊が危惧された。以上より、実用化に際して教授・強化すべき課題が見出された。
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