「発話」を活用した嚥下機能維持・向上ケアモデル①単音節7000個の朗読(以下『朗読』)、②20分間の昔語り(以下『昔語りⅠ』)、③30分間の昔語り(以下『昔語りⅡ』)を構築し、その検証を行った。 健康高齢者は『朗読』後、嚥下時間が短縮、深部体温と脈拍、甲状舌骨筋の表面温度が上昇した。『昔語りⅠ』後はoral diadochokinesis(以下OD)「/タ/」が増加し、『昔語りⅡ』後は嚥下時間が短縮し、OD「/カ/」が減少した。虚弱高齢者は『朗読』と『昔語りⅡ』後は口腔内が乾燥し、『昔語りⅡ』後は『朗読』後と比べ、クロモグラニンAは低値、満足感と楽しさは高値、不安感と疲労感は低値であった
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