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2014 年度 実施状況報告書

独立型訪問看護ステーション看護師による精神障害者地域生活支援モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25463591
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

嶋澤 順子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (00331348)

研究分担者 大澤 真奈美  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (50331335)
久保 善子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (00412669)
上田 修代  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40637526)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード独立型訪問看護ステーション / 精神障害者地域生活支援
研究実績の概要

本研究は,精神障害者支援実績のある訪問看護ステーション看護師による支援とその成果を実証的に明らかにし,独立型訪問看護ステーション看護師による精神障害者支援モデルを開発することを目的に実施している。独立型訪問看護ステーション看護師による支援内容を詳細に調査し質的に分析するものであり,26年度は,調査対象となる訪問看護ステーションの選定とデータ収集を中心に行った。
調査対象である訪問看護ステーションは,4か所であり,分析対象事例は14事例であった。調査ではまず,対象事例への訪問看護師の通常の訪問に同行し訪問看護場面に同席することで対象特性や訪問看護支援の実際を把握した。同行訪問は,1事例につき1~2回実施した。次いで,当該事例担当看護師に約60~90分の半構造的インタビュー調査を実施した。インタビュー内容はICレコーダーに録音し,逐語録にした。逐語録は繰り返し熟読し,精神障害者の地域生活支援における局面とその支援内容を抽出し,構造をみるという分析を継続的に行っている。
これまでに収集し整理できたデータは,先行研究である市町村自治体に所属する保健師による在宅精神障害者地域生活支援内容と比較することでその支援の在り方を検討した。この分析結果は,平成27年8月に韓国・ソウルで開催される第6回国際地域看護学会において発表予定である。
平成27年度は,さらに調査対象となる訪問看護ステーションを増やし(すでに2か所決定している)データ収集と分析を進める予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

目的に合った調査対象者を選定し,データ収集を進めているため。データ収集数は,概ね計画通りに進行している。

今後の研究の推進方策

データ収集は,今年度7月までに終了する予定である。共同研究者の協力により,データ収集は順調に進む予定である。データ収集と併行してデータ分析を進めている。分析結果に基づいて,8月以降10月までに独立型訪問看護ステーション看護師による精神障害者地域生活支援モデル案を作成する。

次年度使用額が生じた理由

研究結果の一部を国際学会で公表することを26年度に予定していたが,学会開催の日程の都合により,27年度の発表になった。そのため,旅費の予定額が大きく変更となった。

次年度使用額の使用計画

平成27年度8月に国際学会への参加を予定しているため,海外渡航の旅費使用が見込まれる。また,データ収集を集中的に行うため,録音反訳等人件費の使用が予定されている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Characteristics of community life support provided by public health and home visiting nurses for the mentally ill people2015

    • 著者名/発表者名
      嶋澤順子
    • 学会等名
      ICCHNR国際地域看護学会
    • 発表場所
      韓国・ソウル
    • 年月日
      2015-08-19 – 2015-08-21

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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