研究課題/領域番号 |
25463592
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
遠山 寛子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (10433989)
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研究分担者 |
吉田 令子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (00305343)
宮崎 誠 畿央大学, 教育学部, 特任助教 (60613065)
北 素子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (80349779)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 在宅看護 / 訪問看護 / 家族支援 / ICT / 情報共有システム |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、在宅で療養者と家族が安心して療養生活を送ることができるように、訪問看護師や医師が訪問先に容易に持ち運びができるモバイル端末(パソコンやスマートフォン)を使用し、家族介護者、訪問看護師と医師の3者間での情報共有ができるような地域連携システムを構築することであった。 そこで、在宅療養に携わる訪問看護師、在宅診療医、患者を介護する家族の3者間で簡単に情報共有できるシステムを開発した。訪問看護師は、在宅診療医に対しては、薬の処方の変更・検査の実施の有無・診療の見立てなどの情報共有を希望し、家族に対しては、看護師の訪問時以外の様子や変化について情報共有を希望していた。在宅診療医は、基本的に訪問看護師から療養者・家族の情報は逐一報告があり、その内容は療養者・家族の訪問時の客観的な状態報告と薬剤処方の依頼等であった。家族介護者は、訪問看護師からその日(訪問看護サービス提供日)の療養者の体調をわかりやすく説明して欲しいと思っているが、詳細はデータではなく総合的な評価で十分であると考えている。また、体調の変化があった際は、どのような対応を家族がしたらよいのかのアドバイスを希望していた。 これらのように、3者間で必要とされる情報が異なることが明らかになったため、それぞれが活用可能な内容を包含したWEBアプリを作成した。 今後は実際に3者間で活用し、内容及び仕様に関する評価を実施すると共に、情報共有のあり方を検討する。
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