訪問看護に対するアドヒアランス影響要因を明らかにすることを目的とし、地域で生活する統合失調症をもつ人に関わる看護師に半構造面接を実施した。 看護師は納得のいく合意を交わすために、方略【脆さと固さへの徹底的な寄り添い】【内に潜む可能性と本音の追究】【方向づけ】【巧みな押し引き】【自己決定による合意への導き】を用い、その際【脆弱な自尊心】【不得手な親密さ】【現実認識の不調和】【固く譲れない意志】【表現されない文脈】【生活全般に影響する精神症状】【変化する生活能力】に考慮していた。これらの考慮により自己決定による合意を促していることから、これらをアドヒアランスへの影響要因と捉えることができた。
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