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2016 年度 実績報告書

認知症者の介護家族支援アルゴリズムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25463604
研究機関久留米大学

研究代表者

桐明 あゆみ  久留米大学, 医学部, 准教授 (20389498)

研究分担者 中島 洋子  久留米大学, 医学部, 教授 (20279235)
平原 直子  佐賀大学, 医学部, 助教 (80382399)
河原田 康貴  久留米大学, 医学部, 助教 (70505669)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード認知症者 / 家族介護者 / パートナーシップ
研究実績の概要

認知症者の介護家族支援アルゴリズムの作成において、家族支援プログラムとそのプログラムの適用を判断する介護家族支援判断樹(フローチャート)の作成を行った。

介護家族支援判断樹(フローチャート)の基本構造を、家族システム理論を基本とした、家族の構造面、発達面、機能面の3側面から構成した。この3側面のうち、家族介護者アセスメントツールとして開発したパートナーシップ尺度得点と統計学的に有意な関連がみられた要因を明らかにし、アセスメント項目とした。さらに、文献検討により抽出したアセスメント項目も加え、合計12項目のアセスメント項目を作成した。これらのアセスメントポイントは、家族看護研究者、老年看護学研究者を対象として内容的妥当性を確認した。

家族支援判断樹に基づくプログラムについては、家族の構造面、発達面のアセスメントポイントに対応するプログラムは、主に、社会資源の投入や地域社会との連携が必要な内容となった。家族の機能面に対応するプログラムは、グループ療法の要素を取り入れた小集団アプローチ、又は、介護家族員を集めて行う家族システムアプローチが適切と考えられた。これらのプログラムの運営に必要な教材や運営マニュアルを作成した。小集団アプローチに基づくプログラムについては、家族介護者のパートナーシップスケール、及び介護肯定間尺度に基づく介入の効果を再分析し、その有用性を確認できた。しかし、家族の構造面、発達面に対応するプログラムの運用、及びその評価が課題として残った。今後、地域を包括するケアシステムを整備し、本研究に基づき作成した全般的な介護家族支援アルゴリズムの運用を実践、評価していく必要がある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] Development and Testing of the Partnership Scale for Primary Family Caregibers Caring for Patients With Dementia2016

    • 著者名/発表者名
      Ayumi Kiriake Michiko Moriyama
    • 雑誌名

      Journal of Family Nursing

      巻: 22(3) ページ: 339-367

    • DOI

      10.1177/1074840716656450

    • 査読あり / 謝辞記載あり

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公開日: 2018-01-16  

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