介護老人保健施設での薬剤管理に関する多職種協働を促進する評価ツールの開発と検証

2014 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 25463607
• 研究機関: 帝京平成大学
• 研究代表者: 善福 正夫 帝京平成大学, 地域医療学部, 教授 (20514087)
• 研究分担者: 松田 直正 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (60376176)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: 薬剤管理 / 協働 / 職務満足度

研究実績の概要

介護老人保健施設における看護職を中心とした薬剤管理の実態を把握し、その実態に潜むリスク要因の検討をし、医師・薬剤師・看護職・介護職等、多職種協働による効果的で安全な薬剤管理を促進するツールの開発と検証を行うことが本研究の目的である。平成26年度は、平成25年度に行った先行研究・文献検討により計画した半構造的面接を行った。面接結果の質的分析が終了し、それを基にした質問紙調査票を作成している最中である。平成27年度は、作成された質問紙調査票を用いた調査を実際に行う予定である。また、面接調査結果および質問紙調査結果を学会にて発表する予定である。

現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

介護老人保健施設に対する面接調査の協力を得るのに時間がかかったため、面接およびその後の質問紙調査の実施が遅れている。ただし、面接およびその分析はすでに終了している。

今後の研究の推進方策

質問紙調査の実施が当初の計画より遅れているが、研究内容の予定に変更はない。質問紙調査を早急に実施し、当初の予定通り研究を進める予定である。

次年度使用額が生じた理由

質問紙調査票の作成および発送費用を計上していたが、質問紙調査の実施が遅れているため次年度に使用することとなった。また、面接調査実施のために計上していた旅費が、近距離にある施設での面接が可能であったため、使用金額が少なくなっている。

次年度使用額の使用計画

実施時期が多少遅れるが、予定通り行う質問紙調査に使用し、また学会発表が予定より遅れているので、今年度の学会発表の際に使用する予定である。