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2013 年度 実施状況報告書

糖尿病患者の自己管理行動に影響する要因の生態学的アプローチを用いた解明

研究課題

研究課題/領域番号 25463609
研究種目

基盤研究(C)

研究機関北海道大学

研究代表者

佐藤 三穂  北海道大学, 保健科学研究院, 講師 (00431312)

研究分担者 鷲見 尚己  北海道大学, 保健科学研究院, 准教授 (30372254)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード糖尿病 / 自己管理
研究概要

初年度は、文献検討、および診療録調査を実施した。
文献検討においては、糖尿病患者の自己管理行動を規定する要因に関して、「糖尿病」、「自己管理行動」、「セルフケア」、「セルフマネジメント」のキーワードを用いて、国内外の研究を対象にレビューを行った。自己管理行動に影響を与える要因として、個人的要因については、社会人口学的特性、知識、ヘルスビリーフ、感情面などに着目して検討が行われており、社会・環境要因については、ソーシャルサポート、医療者との関わり・コミュニケーション、地域資源、職場環境などに着目して検討が行われていた。さらに、糖尿病以外の疾患を併せもつ場合においては、その糖尿病以外の疾患とともに生きるという社会的文脈が、糖尿病の療養生活およびセルフケアに関連していることも示されていた。これらの内容については、国際シンポジウム(The First FHS International Conference, Sapporo)において発表している。
平成25年度の下半期では、糖尿病患者の自己管理行動に影響する要因について、自己管理の指標としてグリコヘモグロビン(HbA1c)に着目し、診療録調査(後ろ向き研究)を開始している。主な調査項目としては、個人的要因、併存疾患の有無、外来での看護介入の有無を含む医療者との関わりの頻度についてである。約200名のデータを収集する予定であり、現在継続中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

調査施設との調整、倫理審査の申請・承認に予定していた以上の期間を要し、調査の開始時期が遅れたため。

今後の研究の推進方策

現在行っている診療録調査を継続するとともに、地域・環境的要因に着目した検討も行っていく。

次年度の研究費の使用計画

次年度使用分は人件費(調査補助)である。調査の開始が年度末であったことと、調査補助者の決定に時間を要したために、次年度での使用となる。
すでに調査補助者は決定して業務に従事しているため、次年度に人件費として使用予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] Self-care in Adults with Diabetes

    • 著者名/発表者名
      Miho Sato
    • 学会等名
      The first FHS international conference
    • 発表場所
      Sapporo, Hokkaido University
    • 招待講演

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公開日: 2015-05-28  

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