研究課題/領域番号 |
25463630
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
檀原 三七子 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30432743)
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研究分担者 |
守田 孝恵 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00321860)
迫山 博美 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40611059)
山崎 秀夫 浜松大学, 健康プロデュース学部, 教授 (50137022)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 住民組織 / 住民組織育成 / 研修プログラム / 地縁型住民組織 / 保健師 |
研究概要 |
地域保健活動において、保健師が関わる人的な資源としてさまざまな住民組織がある。しかし、この住民組織は多様性があり、育成や支援方法については普遍化が難しいと言われている。そのため組織の目的を見据え、組織の機能・形態に応じた育成や支援方法が求められる。本研究では、住民組織の参加形態、活動目的、活動範囲、任期、および行政との依存関係の構造・機能の特質の点から地縁型住民組織の育成のための効果的な研修プログラムを開発することを目的とした。 初年度である平成25年度は、住民組織活動の研修プログラムの企画・実施・評価などに関する保健師の関わり方、および住民組織メンバーの学習ニーズ等を明らかにし、研修プログラム開発のための基礎資料を得ることを目的に調査を実施した。研究方法として、地縁型住民組織を育成している市町村保健師、およびその住民組織の代表者を対象に面接調査を実施した。対象の市町村選定は、保健関連の学会や雑誌などで発表や紹介された経験があるか、または第三者からの評価が得られた市町村とした。その結果をもとに研修プログラム試案を作成した。 次年度は、一部の地区をモデルに研修プログラム試案を用いて住民組織育成を試みる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成25年度の研究計画は、研修プログラム開発のための基礎資料を得ることが中心であった。さらに平成26年度に計画している研修プログラム試案を用いて、住民組織を育成することが可能かどうかを市町村、およびその自治会に協議を依頼することができた。
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度の調査結果をもとに、研修プログラム試案を用い、地縁型住民組織を育成することについて協力の得られた市町村の一部の自治会において、2年任期の住民組織育成を試み、その効果と関連を検証する。保健師と住民組織メンバーを対象に研修前・6か月・1年の時期ごとに評価を行いながら研修プログラムを検討していく予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成25年度に予定にしていたインタビュー調査の反訳は、研究代表者が一部行ったため次年度使用額が生じた。 平成25年度の未使用額については、次年度の調査のための研究協力市町村への旅費として研究費使用計画を立てている。
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