アセスメント・評価ツールを用いた虐待予防のグループ支援プログラム(Mother and Child Group :MCG)に参加した母親の効果と参加継続要因について検討した。 結果、参加の効果と参加回数とは関連が示され、1年以上参加群は未満群より育児困難感、罪悪感、母と子の関係、夫と両親の関係、共感・受容・孤独感について改善が認められた。母親の継続参加を促進するには、1)参加目標の妥当性、2)目的と対象選定、3)安心できる場の保証、4)事前・事後の個別支援、5)関係職種との連携、6)ファシリテーターの技術、7)MCG支援に期待する効果の認識、が重要な要素であると示唆された。
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