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2016 年度 実績報告書

市区町村保健師の「乳幼児虐待ハイリスク家庭支援のためのIPW構築」に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 25463651
研究機関順天堂大学

研究代表者

岩清水 伴美  順天堂大学, 保健看護学部, 先任准教授 (60516748)

研究分担者 鈴木 みちえ  順天堂大学, 保健看護学部, 客員教授 (50300166)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード乳幼児虐待ハイリスク家庭 / 若手保健師 / チームケア能力 / 現任教育
研究実績の概要

市区町村保健師を対象として、子ども虐待ハイリスク家庭支援を行うためのIPW(多職種連携)の実態とIPW(多職種連携)を促進する要因を明らかにし、IPW(多職種連携)モデルを構築を目的に本研究に取り組んだ。若手保健師の乳幼児虐待ハイリスク家庭へのチームケア能力と育成環境の現状及び課題を明らかにし、チームケア能力の向上に向けた育成プログラムを検討した。
研究は、①全国の市区町村に勤務する若手保健師(勤務経験10年未満の保健師)への質問紙調査を実施 ②全国1,896市区町村の母子保健担当責任保健師への質問紙調査 ③乳幼児虐待ハイリスク家庭の支援経験がある若手保健師10名2会場、乳幼児虐待ハイリスク家庭の支援経験がある先輩保健師(保健師経験10年以上の保健師)10名2会場に、マインドマップを活用した質的記述的調査を実施した。所属大学の倫理審査委員会の承認を得て実施した。
若手保健師が乳幼児虐待ハイリスク家庭を支援するためのチームケア能力を向上させる関連要因は、リフレクションと学習、支援への気持ち等であった。関係機関の役割理解や機関を把握することについては、関係者の集まる会議に新任期のうちから出席をすること等プログラムに導入したい内容であった。市区町村の課題として、ハイリスクケースの支援方針決定の場や事例検討の場が5割しかなかった。ケース管理や母子保健進行管理会議の開催、若手保健師サポート状況が乳幼児虐待予防活動の推進要因であることが明らかとなった。先輩保健師の課題としては、若手保健師に見せる・伝える、先輩のスキルアップ等課題が明らかになった。
チームケア能力向上するためには、ケースの個別支援を展開すること、関係機関と共働ができることを到達目標にしたプログラムと、新人保健師に苦手意識を芽生えさせないため「高い技能を求め高い挑戦」をさせる教育内容の示唆を得た。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 市町村若手保健師の乳幼児虐待ハイリスク家庭支援の困難と課題「若手保健師と先輩保健師の調査から」2016

    • 著者名/発表者名
      岩清水伴美
    • 学会等名
      日本子ども虐待防止学会第22回学術集会大阪大会
    • 発表場所
      大阪国際会議場
    • 年月日
      2016-11-25 – 2016-11-26

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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