研究課題/領域番号 |
25463656
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研究機関 | 藍野大学 |
研究代表者 |
落合 世津子 藍野大学, 医療保健学部, 教授 (50390191)
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研究分担者 |
内藤 直子 藍野大学, 医療保健学部, 教授 (00290429)
大島 加奈子 梅花女子大学, 看護学部, 助教 (50630654)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | エンパワーメント / ネットワーク / 参加 |
研究実績の概要 |
ソーシャルキャピタルの諸概念をパットナムの原書から確認し、国内外の学会参加でソーシャルキャピタルに関連する研究の動向について情報収集した。世界多胎支援組織活動(ICOMBO)に参加し、グローバルな視点でのソーシャルキャピタルについて知見を得た。 大阪府内一円の多胎児のサークル等交流の場の調査の協力を行った。結果を基に、平成27年度版大阪府内多胎サークル等交流の場一覧表とマップを6月には印刷し、当事者・保健福祉医療機関に配布予定である。これにより、当事者とサークルを、サークル同士の繋がりを促進でき、ソーシャルキャピタルの基盤づくりとなる。 サークルに所属する双子育児経験者を対象にしたCBPRの手法でのワークショップの予備調査の計画立案をした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ソーシャルキャピタルの諸概念の理解に時間をかけたことと、当事者が参加する研究プログラムにこだわって検討に時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
5月に育児経験者の予備調査のワークショップを実施して、全国展開の研究アプローチのプログラム検討を行った。当事者である参加者はいきいきとして「しかたがない」から自らの「提言の必要性」への気づきができ、その方法について考え始めるなど短時間で効果が出はじめ、参加者同士の繋がりを楽しめ再会を約束するなどエンパワメント効果の兆しがみえた。このプログラムで7月~9月に全国のサークルの参加者に対して、CBPR法による調査を行い、その結果を基に11月に全国の保健や子育て支援機関への郵送調査を行う。 6月には大阪府内のサークルマップの作成をして配布する。1月に分析し、2月に報告書作成を、3月に報告会を予定している。27年度は多くの作業が見込まれるために研究チームの強化として研究分担者を増員する。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究計画に時間がかかり、調査への取り掛かりが遅くなり実際の調査調査時期が次年度になった。調査は全国調査であるために、旅費・人件費・郵送費の多額な支出を予定している。
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次年度使用額の使用計画 |
27年6月に大阪府内サークル等交流の場一覧とマップの作成と配布のための印刷費と郵送費、27年7月~9月に全国30か所のでの出張調査としての旅費、研究補助者の謝金、調査協力者の謝礼、調査結果入力の補助者の謝金、27年11月に全国の保健機関子育て機関の郵送調査費と調査結果入力の補助者の謝金を計画している。 28年2月に報告書の印刷費用と28年3月に報告会の開催を計画している。
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