子どもを対象とする医学研究において、子どもが研究参加に賛意を表することができる場合にはアセントを得るべきことが、2015年施行の倫理指針に努力義務として明記された。 私たちは子どものインフォームド・アセントに関して、(1) 国内外のガイドライン調査、(2) 一般市民を対象とする意識調査(全国調査)、(3) 専門家を対象とするフォーカス・グループ・インタビュー、および (4) 子どもを対象とする面接調査を実施した。侵襲と介入のない医学研究に参加する場合、視覚的資料と理解力に応じた言葉による説明により、5歳児からアセント取得が可能であり、小学生から文書への署名が可能であることが示唆された。
|