野菜、泡盛、塩という伝統的な食材に焦点を当て、沖縄の新しい魅力の情報を発信し、沖縄観光の活性化に努めた。沖縄には「島野菜」と呼ばれる伝統的な野菜があるが、日本の最南端という条件を生かして、冬季に旬の野菜の出荷が可能である。また暑さに強い黒麹を利用して「泡盛」という上質の蒸留酒が醸造されている。さらに沖縄の自然を生かした製塩も近年活性化し、新しい商品の開発にも成功している。これらの伝統の現在を調査し、考察し、その成果を「沖縄民俗遺産」として、インターネットを通じて日本本土だけではなく、中国、韓国、台湾等に情報発信し、伝統文化の魅力とともに、新しいブランド力を伝え、沖縄観光の魅力を紹介した。
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