日本以外の先進諸国ではカジノは合法化されており、カジノを駆動部分とする統合型リゾートを観光客誘致、および地域活性化の有力なツールとして活用している国々も多く存在する。本研究はカジノを駆動部分とした統合型リゾートが日本で合法化された場合、どのような形が望ましいかを検討するものであった。その結果として以下の3つの方向性が示された。1.東京オリンピック後におけるカジノを駆動部分とする統合型リゾートの活用。2.カジノを駆動部分とする統合型リゾートにおけるノンゲーミングの重要性。3.カジノを駆動部分とする統合型リゾートが稼働し、依存症対策が整えられることによる社会的コストの削減。
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